アタマジラミの対処と駆除の方法は?

アタマジラミは、
子どもに多くみられ、
頭同士が接触しただけで感染します。

コロナ禍前の暮らしに戻りつつある今、
人との距離が近づいています。

周りの大人が、安全に速やかに
駆除する方法を知っておくことが大切です。

そこで今回は、アタマジラミの対処と
駆除の方法についてお伝えしてまいります。

アタマジラミの対処と駆除の方法は?

アタマジラミは全長２～３mmほどで、
頭に寄生して吸血し、
かゆみなどを起こします。

やっかいなのは、
成虫の寿命は約1ヶ月でも、

その間、多ければ１５０個も産卵し、
どんどん増えることです。

頭同士の接触のほか、
寝具やタオルの共有などでも感染ります。
感染がわかったら、

昼寝の時にほかの子どもらと
布団を離すなどの対策が必要です。

通常のシャンプーで
アタマジラミは落とせません。

数が少ないうちは、
目の細かい「すきぐし」で
髪を根元からといて

除去できることもありますが、
市販の駆除剤の併用が一般的です。

1980年代から使われる駆除剤の成分は
「フェノトリン」で、
アタマジラミの神経をマヒさせます。

シャンプーと粉末が薬局や
インターネットで販売されています。

近年、新たな対策が求められたのは
フェノトリンが効きにくいタイプ「抵抗性」の
アタマジラミが出てきたからです。

国立感染症研究所が2006～2011年に
実施した調査では１７都道県で、
このタイプが確認されました。

沖縄県内では、採取したアタマジラミの
９６％を占めるなど蔓延していました。

2021年8月、新たな駆除剤が登場しました。

シリコーンの一つ「ジメチコン」を使った
ローションで、アタマジラミや卵を
コーティングして窒息させます。

臨床試験では、抵抗性の患者２３人のうち
２２人に改善がみられました。

●アタマジラミとは
・成虫は全長2～3mm
・頭に規制して毛髪に産卵する
・かゆみを起こす
・主に頭の接触で感染する
・「フェノトリン」を成分として従来の
　駆除剤が効きにくいタイプ「抵抗性」の
　対策が問題になっている

●アタマジラミにかかったら
すきぐし:目の細かい櫛で神の中までかきわけて、根本からとかす
＋
専用駆除剤
シャンプーや粉末
・「フェノトリン」がアタマジラミの神経を
マヒさせる
・薬局やインターネットで購入する
・改良し「抵抗性にも効く」ととする商品も

ローション
・抵抗性のシラミ対策として開発された
・「ジメチコン」がアタマジラミを
コーティングし窒息させる
・薬局やインターネット、スーパーで購入する

医療機関で処方する
薬の臨床試験も進んでいます。

抗寄生虫薬「イベルメクチン」の塗り薬で、
米国では、抵抗性にも有効な
治療薬として使われています。

駆除剤は全額自費のため、
経済的な理由から購入をためらい、
対応が遅れるケースもあります。

公的医療保険の対象となる処方薬ができ、
家庭の負担が軽減されれば、
確実な駆除につながるのではないかと期待します。

アタマジラミはコロナ禍で減ったとみられています。

東京都への相談は2020年度は３０４件、
2021年度は２５８件と、

例年の半数を下回りましたが、
今後は子どもが集まるイベントも

再開されるなどして、
広がりやすくなるおそれもあります。

●家庭や保育所などでは?
・昼寝の際にほかの子供と
頭が接しないように布団を話す
・周りの子供や家族の頭皮もよく観察する
・タオルや防止、枕カバーなどは周りと共有せず、
使用後は洗ったり、熱湯にけたりする

まとめ

いかがだったでしょうか?

アタマジラミは
清潔な子どもでも感染し、

いじめにつながることもあるので、
大人が正しい知識を持つことが重要です。

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