ヌックのメリットや活用法は?　

リビングの一角や階段下などに設けられる
２～３畳のこぢんまりとした空間
「ヌック」が注目されています。

在宅時間が増える中、
ドアで区切らずに緩やかに

区別されたスペースが、
癒やしの空間として活用されています。

そこで今回は、
ヌックのメリットや活用法について
お伝えしてまいります。

ヌックのメリットや活用法は?

ヌックとは、小規模で
居心地の良い空間のことで

スコットランドの「neuk（ヌーク）」が
語源と言われており、

「温かくて心地のよい場所」
という意味があります。

ヌックの広さは2～3畳ほどで
「お部屋未満」のこぢんまりとした
空間でつくるのが一般的で、

壁やドアで仕切らず、
段差や素材の違いなどで
ゆるやかにゾーニングします。

今は「こもれる空間」
「こぢんまりした居心地がいい空間」を
意味する言葉として広まっています。

住まいと暮らしの写真投稿サイトなどを運営する
「ルームクリップ」が、

サイトへの投稿などを基に選定する
住まいに関するトレンドキーワードで、
2022年にヌックは１０位に選ばれた。

ここ2～3年で注目を
集めるようになった言葉で

コロナ禍で家にいる時間が増え、
個室ほど別空間ではありませんが、

リビングなどにプライベートな
場所が欲しいという

ニーズの高まりによって
注目されたと推測されます。

ヌックはリビングに設ける人が多く、

ベンチを置くといった
手軽なやり方もありますが、

新築やリフォームで取り入れる際は
床面を小上がりのように少し高くしたり、

床材をリビングの他の場所とは
違うものにしたりすると
メリハリがつきます。

窓からの景色が良ければ、
窓辺に設けるのもよいでしょう。

階段下を活用するのも人気ですが、
頭上が勾配になるため、

窮屈な設計にならないように
注意してください。

また、せっかくのヌックが
物置にならないよう、

事前にどう使うのかを
よく考えておきましょう。

読書のためのスペースなら、
ヌックに本棚をつくるのがお勧めです。

うたた寝や休憩用なら、
畳にするといいでしょう。

●ヌックのメリットと活用法
メリット
・一人でゆっくり過ごすことができる
・家族の気配を感じながらリラックスできる
・子どもが遊ぶのにちょうどいいスペースになる
・部屋を広く見せることができる

活用法
・読書や仕事、勉強などの集中できるスペース
・くつろいだり、仮眠をとったりするスペース
・子どものプレイスペース
・植物や雑貨を飾るディスプレイスペース

まとめ

いかがだったでしょうか?

ヌックは、家族のみんなが
快適に過ごせる空間です。

リビングや寝室など、
さまざまな場所にヌックをつくって、
自分だけの居場所をつくってくださいね。

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