災害時の応急処置法は? 災害時の応急処置法は?

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災害時の応急処置法は?

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1995年の阪神大震災では、
至る所でケガ人が相次ぎましたが、

救助を要請しても救急車が
すぐに到着できなかったり、

医療機関が混雑して必要な処理が
受けられなかったりしました。

今後起こりうる大災害時でも、
同様の事態に陥ることが懸念され、

身の回りの生活用品などを活用した
応急処置法を学んでおくことが、
大切な人の命を救うことにつながります。

そこで今回は、
災害時の応急処置法について
お伝えしてまいります。

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災害時の応急処置法は?

内閣府のウェブサイトでは
応急処置の参考として、

NPO法人「プラス・アーツ」が
啓発している、

傷口を圧迫して止血する方法と、
骨折の手当ての方法が
紹介されています。

圧迫止血法は、切り傷などで
出血した場合に有効です。

感染防止のためにポリ袋で覆った手で、
きれいなハンカチやタオルなどの
布を傷口に当てて強く押さえます。

血が泊まる迄布を重ねていき、
止まったら細長くしたハンカチや
ネクタイなとで布ごと傷口を縛って固定します。

止血する時間は、静脈からの
出血であれば5~10分、
動脈からであれば10以上が目安です。

ケガ人を座らせるなどし、
傷口を心臓より高い位置にすることで、
血が止まりやすくなります。

血が止まったかどうか確かめるために
傷に当てた布を動かすと、

傷口が開くことがあるので
布への血のにじみ具合で止血を
判断するとよいでしょう。

骨折の手当では、丸めた新聞紙や
折りたたみ傘を添え木にし、
ハンカチなどで結んで固定します。

大きめのレジ袋の左右両側を切り開き、
底の部分に腕を通し、
持ちて部分を首にかけると、
三角巾の代わりになります。

スムーズに処置を行うには、
2人以上で対応するのが望ましいです。

普段からかばんに入れて
持ち歩いておくと、

いざという時に便利な
応急グッズもあります。

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絆創膏は傷にいる用途だけでなく、
包帯などを固定うる
テープとしても使えます。

ポリ袋も感染防止に有効で、
ピンセットや爪切り、
綿棒は細かい処置に役立ちます。

自分だけではどうにもならず、
周囲に助けを求めた方が
いいケースもあります。

携帯用のホイッスルを
身近に置いておきましょう。

ケガ人が心肺停止に陥っている場合は、
その場にいる人が、

AED(自動体外式除細動器)を使って
電気ショックを与える救命処置を
試してみる必要が出てきます。

AEDは学校や公民館、
商業施設、マンションなどに
設置されており、

持ち出して電源を入れると、
後は必要な作業を音声で
指示してくれるので、

使ったことがない人でも
安心して操作できます。

音声の指示通りに2枚の
パッドをケガ人の上体に貼り、

電気ショックが必要と装置が判断すれば、
周囲の安全を確認してボタンを押すだけです。

総務省消防庁によると、
2021年に人前で心停止になった
2万6500人のうち、

居合わせた人がAEDを使ったケースは
4.1%(1096人)にとどまります。

使用率は低いですが、
このうち約4割は1ヶ月後に
社会復帰できており、効果は明白です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

応急処置を適切に行うことにより、
ケガや病気の悪化を防ぎ、
命を救うことができますので、

災害時に備えて、
応急処置を身につけておいてくださいね。

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