有料老人ホームとはどんな施設で料金設定はいくら?
介護を受けながら暮らす選択肢の一つが
「有料老人ホーム」です。
そこで今回は、
有料老人ホームとはどんな施設で、
料金設定はいくらぐらいかかるのかについて
お伝えしてまいります。
有料老人ホームとはどんな施設で料金設定はいくら?
有料老人ホームは2020年時点で
全国に約56万床あります。
大きく分けて2種類あり、
「介護付き」は職員が常駐し、
24時間体制で介護サービスを受けられます。
「住宅型」は入居者が必要に応じて
介護士業者と契約します。
有料老人ホームの契約は、
「施設での居住と、介護や
生活支援などのサービスを受ける権利」
を一体的に結ぶのが一般的です。
家賃や管理費、食費などが
月々の費用として必要で、
「介護付き」で付き10万~50万円程度、
「住宅型」は付き10万~30万円円程度です。
設備の充実度や立地などで、
かなり幅があるようです。
一時金として、入居時に、
数年分の家賃などの支払いが
必要なケースもあります。
このほか、「介護付き」は、
定額の介護費がかかります。
東京23区内の施設で自己負担が1割だと、
要介護1で付き1万7593円、
要介護5では2万6389円です。
職員の配置が手厚い施設など、
追加の負担が生じる場合もあります。
「住宅型」は、契約した
介護サービスに応じて
1~3割の自己負担を支払います。
有料老人ホーム以外にも、
バリアフリー構造の賃貸住宅
「サービス付き高齢者向け住宅」
(サ高住)が約27万戸あります。
安否確認と生活相談が基本サービスで、
ほとんどは食事の提供もしています。
サ高住は、「介護サービス付き」
ではない点に注意が必要です。
「住宅型」の有料老人ホームと同様に、
必要になった時に入居者が
介護事業所を選んで契約します。
賃借契約を結ぶケースが多く、
敷金も必要です。
費用は家賃、管理費、基本サービス料で
月5万~25万円程度になります。
ほかに、食事代が月4万~6万円
かかるのが一般的です。
有料老人ホームやサ高住は
介護の必要性が低いうちから入居できます。
●介護の必要性が低いうちから入居できる主な施設
有料老人ホーム
介護付き
特徴:職員が常駐
介護サービス:職員が行う
住宅型
特徴:食事提供などが生活支援が中心
介護サービス:事業者を選んで利用する
サービス付き
高齢者向け住宅
特徴:一般的な賃貸住宅に近い
介護サービス:事業者を選んで利用する
まとめ
いかがだったでしょうか?
多くの施設があり、
どれを選ぶかは難しい問題です。
費用やサービス内容をよく確認し、
実際に見学して
スタッフや入居者の雰囲気を
確かめることが大切ですね。
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