終末期医療のリビングウィルとはなに、エンディングノートや遺言との違いは? 終末期医療のリビングウィルとはなに、エンディングノートや遺言との違いは?

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終末期医療のリビングウィルとはなに、エンディングノートや遺言との違いは?

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「死期が迫り、苦痛を訴える力も
 うせた状態になりましたら
 延命処置をせず自然死させてください」

そう終末期医療の希望をした男性は
本人の意思が尊重されて
穏やかな表情で亡くなりました。

このように終末期の医療の希望について
判断能力があるうちに、

自分の考えを記しておく文書は
「リビングウィル」と呼ばれています。
 
そこで今回は、終末期医療の
リビングウィルとはどのようもので、

エンディングノートや遺言との違いについて
お伝えしてまいります。

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終末期医療のリビングウィルとはなに、エンディングノートや遺言との違いは?

医療現場では技術の進歩で、
自力で呼吸や食事ができなくなっても、

人工呼吸器で体内に酸素を送り込んだり、
腹部に穴を明けて管から栄養を

胃の中へ入れたりする
「延命処置」が行われています。

本人が望んでいるかどうか、
わからないまま行われるこても多くあります。

その一方で、終末期の希望について
判断能がある内に、

自分の考えを記しておく文書は
「リビングウィル」と呼ばています。

しかし、現在でも患者がリビングウィルを
医師に提出するケースはまだまだ少ないため、

家族や医師は、延命を行うべきかどうかで迷います。

そのため、「少しでも長く行きてほしい」と、
延命処置を選ぶ家族が多くなります。

まだ元気だと思っているうちに認知症になってしまい、
リビングウィルを残す機会を逃してしまう人も多くいます。

また、死期が突然降りかかることもあり、
「縁起でもない」「まだ先のこと」と思わずに、
早めに取り組みましょう。

日本尊厳死協会などが、
文例を紹介しているので参考になります。

だだ、リビングウィルには法的効力はなく、
最終的な終末期医療の判断は、
家族や医師に委ねられています。

事前に自分の希望を話して、
理解してもらうことも大事です。
 
 

●リビングウィル(LW)の有無の違い
ある
・家族と医師が終末期医療を選択する時の根拠になる
・判断力がある時の本人の意思が反映される
・LWを尊重したことで、家族は本人の亡くなり方に納得できる

ない
・家族と医師の話し合いで、終末医療が決まる
・家族は医療の知識が乏しいので、医師の考えが反映されやすい
・本人の意思が分からず、家族に迷いや公開が生じる場合が多い

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●就活に関する主な特徴
リビングウィル
・家族や医療者へ宛てた文書
・延命希望の有無など、終末期の医療が主な内容
・意思確認が難しい終末期に役立つ

エンディングノート
・内容は胃酸整理の考え方、
 終末期医療や介護の希望、
 非常時の連絡先など
・人生の回顧や家族への思いなども
 盛り込め、内容の自由度は高い

遺言書
・死後の財産の扱いが主な内容
・死後に開封されることが多い
・伝える主な対象は遺族

        

          

現在、医療技術の発達により、
人の死期は少しずつ
先送りできるようになっています。

ですが、判断力が衰えて行く中で、
回復の希望がない延命処置を

避けたいという人が、
多くを占めるようになっています。

そこで本人の意思決定があるうちに、
家族と医療・介護従事者わ交えて話し合い、
考えを共有することが大事です。

本人の価値観、死生観などを共有できれば、
本人に意思疎通の能力が亡くなっても、

家族や医師が迷うことなく
終末期の対応ができます。

話し合いの中で意見が
変わっても構いません。

リビングウィルは何回でも
書き直しできます。

最大限の延命処置を望むという
結論でも問題がありません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

穏やかな表情で、望む形で
臨終を迎えてもらうために、

リビングウィルは
大事な選択肢だと思います。

厚生労働省も終末期医療について、
本人が家族や医療・ケアチームと話し合う
「人生会議」の普及を促しています。

・判断力があるうちに死と向き合う
・自分のため、家族のために希望を書き残しておく

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