高齢者の布団での転倒を防ぐには? 高齢者の布団での転倒を防ぐには?

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高齢者の布団での転倒を防ぐには?

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高齢になると、筋力の低下などから
転びやすくなります。

床に布団を敷いて寝ている人は
起床時に注意が必要です。

寝た状態から立ち上がるのは動作が大きく、
バランスを崩しやすいため
少しずつ体を起こすことが大事だ。

そこで今回は、
高齢者の布団での転倒を防ぐには

どうすればよいのかについて
お伝えしてまいります。

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高齢者の布団での転倒を防ぐには?

消費者庁によると、
高齢者が自宅で転倒した事故は
2015~2019年度に275件あり、

発生場所が分かっている144件のうち、
23件が「ベッド・布団」でした。

起きた直後は筋肉が硬く、
血流も落ちています。

目は覚めていても、
体は動く準備ができておらず、
転びやすい状態と言えます。

安全に起き上がるために
お勧めしたいのが、ストレッチです。

布団から出る前に、
あおむけの状態で伸びする、
左右に体をひねる、

グーパーするように手を握って開くなどを、
5分程度、無理のない範囲で繰り返します。

血流がよくなり、
目覚めの意識もはっきりしてきます。

季節の変わり目は寒暖差が大きく、
より血行不良などで調子を崩しやすくなります。

ゆっくり、落ち着いて起床する習慣を
身につけるようにしましょう。

布団から立ち上がる動作にもポイントがあります。

布団は、縁に腰を掛けて
立ち上がれるベッドと違い、

床面から立ち上がらなければいけないので、
体への負担が大きいため、

四つんばいの姿勢を取ってから、
両手足で踏ん張るように起きると
比較的安定します。

四つんばいになったら、
左右のいずれか力が
入りやすい方から順に膝を立てます。

その後両手を両膝の上に置き、
少しずつ上半身を起こします。

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一気に立ち上がろうとせず、
段階ごとに呼吸を整え、
少しずつ体を動かしていきます。

こうした動作をとっても、
立ち上がることがつらいようであれば、
布団からベッドに変えるのも一考です。

ただ、部屋のスペースの問題があったり、
これまでの習慣から布団で寝たいと
考えたりする人も少なくありません。

座卓などの安定した
家具を手を置く台の代わりにしたり、

福祉用品の据え置き型の
手すりを設置したりするなど、

工夫して安全に立ち上がれる
環境を整えてください。

布団の上から出る時も
足を取られないように気をつけましょう。

高齢者の多くは背中が丸くなり、
体のバランスを崩しやすくなっています。

柔らかく足が沈み込むような布団、
よれたシーツなどは、
足を引っかける危険があります。

夜にトイレに行く時などは、
足元の明かりも重要です。

●4つんばいの姿勢からの立ち方
4つんばいから片膝を立てる

両手をつけたまま、
もう片方の膝も立てる

両手を両膝の上に置き、
上半身を起こす

まとめ

いかがだったでしょうか?

つまずく危険のある物を周りに置かないなど、
布団周辺の安全にも気を配り生活してくださいね。

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