高齢者がおやつで栄養補給するポイントは?

フレイル予防には、
バランスのよい食事を心がけ、
たんぱく質を十分にとることが大切です。

ただ、高齢になり、
食べられる量が減ってくると、

１日３食でしっかりと栄養をとることが
難しくなる場合があるかもしれません。

そんな時は、おやつで
補うという方法があります。

そこで今回は、高齢者がおやつで
栄養補給するポイントについて
お伝えしてまいります。

高齢者がおやつで栄養補給するポイントは?

中高年はメタボにならないよう、
食べ過ぎには注意が必要です。

一方、75歳以上になると、
消化管の機能やのみ込む力の低下で、

十分に栄養がとれなくなることが課題です。

大切な人との死別などのショックから
数年にわたって食欲低下が続くこともあります。

おやつだったら手軽に
食べられる人も多いでしょう。

フレイル予防に大切な
たんぱく質の摂取量の目安は7
0歳の男性で１日６０グラムです。

主食に加え、両手に乗るぐらいの肉や魚、
豆腐、卵を３食に分けて食べ、
プラスしておやつを食べる――

と考えるのがわかりやすいです。

手軽なのはヨーグルトやプリンです。

ヨーグルトにきなこやナッツ、
フルーツを加えることで
食材の種類を増やせます。

コーヒーや紅茶に牛乳や
スキムミルク（脱脂粉乳）を
加えるのもいいですね。

栄養をバランス良く配合した
ゼリー飲料などの補助食品も便利です。

エネルギーを多くとれるカステラや
バナナもおすすめです。

エネルギー摂取量が少ないと、
せっかく意識してとったタンパク質も
エネルギーになって消えてしまいます。

３食しっかり食べ、
足りない栄養や水分、

エネルギーをおやつで
うまく補いたいですね。

●高齢者がおやつで栄養補給するポイント
・栄養バランスを意識する
高齢者は、カルシウムやたんぱく質、
ビタミン、ミネラルなどの
栄養素が不足しやすいため、

これらの栄養素をバランスよく
摂取できるおやつを選びましょう。

・食べやすさに配慮する
高齢者は、歯や噛む力が弱っているため、
食べやすいおやつを選びましょう。

ゼリーやプリン、ヨーグルト、
フルーツ、ナッツ類など、

口の中でつぶしやすく、
喉に詰まらせにくいおやつがおすすめです。

・量を調整する
高齢者は、消化機能が低下しているため、
食べ過ぎに注意しましょう。

1回あたりの量は、
100〜200g程度を目安にしましょう。

食欲がない時でも食べられるようにする
高齢者は、食欲が低下していることが多いため、

食欲がない時でも食べられるように、
おやつを常備しておきましょう。

また、おやつの見た目や味を工夫して、
食欲をそそるようにすることも大切です。

具体的なおすすめのおやつとしては、
以下のようなものが挙げられます。

・ゼリーやプリン：食べやすく、栄養バランスも良い
・ヨーグルト：カルシウムやたんぱく質が豊富
・果物：ビタミンやミネラルが豊富
・豆腐や納豆：たんぱく質が豊富
・ナッツ類：たんぱく質や食物繊維が豊富

また、市販の栄養補助食品も
活用するのも一つの方法です。

栄養補助食品は、
高齢者の栄養ニーズに合わせて、

さまざまな栄養素を配合した
製品が販売されています。

高齢者の栄養補給に役立つおやつを選んで、
健康的な食生活を送りましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

高齢者は、加齢による筋力や
咀嚼機能の低下、

食欲の低下などにより、
十分な栄養を摂取できないことがあります。

そのため、おやつを活用して
栄養補給を行うことが大切です。

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