補聴デバイスとは? 補聴デバイスとは?

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補聴デバイスとは? 

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耳の聞こえを良くする医療機器
「補聴デバイス」の選択肢が広がっています。

手術で頭部に装置を埋め込むタイプも
登場するなど、耳にかけたり、

耳穴に装着したりする
一般的な補聴器が使いづらい人でも
快適に装用できる可能性があります。

そこで今回は、補聴デバイスについて
お伝えしてまいります。

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補聴デバイスとは?

音は、空気の振動として外耳、
中耳を通り、内耳にある

蝸牛の有毛細胞で電気信号に変えて、
脳に送られます。

難聴は大きく三つに分類されます。

一つ目は、音が伝わる外耳や
中耳に問題がある「伝音難聴」です。

中耳炎や鼓膜の破れ、
外耳道の閉鎖などが該当します。

二つ目は、音を感じ取る内耳や
聴神経などに問題がある
「感音難聴」です。

先天的な難聴のほか、
加齢や騒音が原因で起きる難聴があたります。

三つ目は、両方の難聴が合わさった
「混合性難聴」です。

伝音難聴は、薬や手術で
聴力を改善できるケースがあります。

まずは耳鼻科で治療を受けましょう。

一方、感音難聴は、
慢性化すると治すのが難しいため、
補聴器や人工内耳で聞こえを改善させます。

一般的な補聴器は、
言語聴覚士が調節した上で数か月試聴し、
徐々に補聴器の音に脳を慣らします。

●難聴の種類
・伝音難聴
外耳から中耳までの音を伝える経路に問題がある
(中耳炎、鼓膜の破れ、外耳道の閉鎖など)

・感音難聴
音を電気信号に変える内耳や難聴神経、脳に問題がある
(加齢、騒音、遺伝、先天性など)

・混合性難聴
伝音難聴と感音難聴が合併している

放置すると認知症につながる恐れ

伝音難聴では、外耳道がふさがるなどして
一般的な補聴器が使えない場合、

骨を振動させて内耳に音を伝える
「骨導補聴器」を検討します。

ただし、補聴器をバンドなどで
頭に強く押さえつけるため、
痛みや皮膚の荒れが懸念されます。

こうした課題に対応する
補聴デバイスがあります。

耳の後ろにシールで
補聴器を貼り付けたり、

耳の軟骨を振動させたりする
タイプは簡単に装着できます。

手術が必要なタイプもあります。

頭部に埋め込んだ装置で頭蓋骨を振動させる
「埋め込み型骨導補聴器」や、

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頭蓋骨を介さずに直接中耳の耳小骨や
内耳の近くを振動させる
「人工中耳」です。

どちらも公的医療保険の対象ですが、
他の補聴器の装用が難しいなどの条件があります。

埋め込み型骨導補聴器は、
音を信号に変える外部装置と、

頭部に埋め込んだインプラントを
ねじや磁石でつなげることで、

頭蓋骨を震わせて蝸牛に
振動を効率良く伝える仕組みです。

●広がる補聴デバイスの選択肢
主に伝音難聴
貼り付けるタイプの骨伝導補聴器
・シールで耳の後ろに貼り付ける
・骨導聴力が正常範囲の人が対象

軟骨伝導補聴器
・耳の軟骨部分を振動させる
・軟骨電動聴覚研究会が定める
基準を満たした医療機関でのみ取り扱う
・感音難聴も対象

埋め込み型骨導補聴器 手術
・インプラントを皮膚の下に埋め込み、
振動を直接頭蓋骨に伝える

人口中耳 手術
・耳小骨や内耳の近くに延ばした
装置を振動させる
・自然な音が伝わる
・手術の難易度が高い

思い感音難聴
人工内耳 手術
・体外装置で音を電気信号に変える
・体内の受信装置と細い電極で
電気信号を聴神経に伝える

約1200万人の難聴を自覚する人のうち、
補聴器の利用者は15%だけです。

難聴を放置すると、
認知症につながる恐れがあるとされます。

言葉や音が聞こえないと
脳に届く情報や刺激が減り、

社会的にも孤立しがちで認知機能が
低下するとされるためです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

周囲や本人がおかしいと気づいた時が
補聴デバイスの使い時です。

聴力に応じた適応など注意点もあるため、
補聴器相談医に相談してくださいね。

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