子供の喧嘩はどう見守る? 子供の喧嘩はどう見守る?

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子供の喧嘩はどう見守る?

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近年少子化に伴いきょうだいのいる世帯が
大きく減少しています。

2004年までは一人っ子より2
人きょうだいの世帯の方が多かったのですが、

現在は2人、3人きょうだいを合わせても、
一人っ子のいる世帯とほぼ同数の割合です。

かつてに比べ、きょうだいで
ケンカをする機会が減った時代ともいえます。

そこで今回は、子供のケンカは
どう見守ればよいのかについて
お伝えしてまいります。

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子供の喧嘩はどう見守る?

2022年の国民生活基礎調査で、
初めて全世帯に占める児童
(18歳未満の未婚)のいる世帯の割合が
20%を割り込み、18.3%となりました。

1986年には児童のいる世帯が
ほぼ半数だったことを考えると、
減少率の大きさがわかります。

「ケンカするほど仲がいい」などといいますが、
それだけ密接な関係性を表した言葉だと思います。

生活空間・時間の共有により、
葛藤や 軋轢あつれき も多く、
それがケンカへと発展していきます。

ケンカは人と人との関わりの中で、
一定程度生まれるものだと気づかされます。

同時にそれら密な関係性の中で、
仲直りや解決の方法が作られたり
ルール化されたりしていったように思います。

ケンカをしながら対人関係や人との距離感、
そしてケンカしなくて済む方法などが
色々と磨かれていきました。

保育所でも小学校でも、
子どもたちはよくケンカします。

もちろん称賛されるものではありませんが、
密な関係性が築かれている一つの証左です。

しっかりとした人間関係が
作られているという視点においては、

ケンカできることに保育者としては
少し安心できる部分もあります。

ただし乳幼児と小学生では、
異なる部分もあります。

乳幼児のケンカは、
「自分」というものの存在を確認しながら、
その思いを通すために行うものです。

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自分の好きなおもちゃを取られたり、
自分のいたい場所に他の人がいたりして、

自身の欲求や思いが満たされない時に、
手が出たり言葉が乱暴になったりします。

それとは別に、小学生のケンカは
自己の思いと相手の思いのズレや

違いに対する爆発や、
正義を貫く行為です。

善悪の判断は別として、
双方にそれなりの正義が
存在することが多いです。

「イヤ」と伝える
暴力やケンカが忌避される社会の中で、

これらを積極的に認めることは
難しい側面もありますが、

自分の思いを存分に発揮したり、
嫌なことを「イヤ」と

大きく他者に伝えたりすること自体は、
生きていく上で大切なことです。

ただ、相手の保護者や
周りにどのように思われるか、
心配な方もいるでしょう。

保護者同士の関係性や、
相手をよく知らないという関わりの
少なさが不安材料となりますので、

ぜひ親同士が知り合ったり、
お互いさまで許し合えたりするような関係を
作っていただきたいです。

まとめ

いかがだったでしょうか?

大人のケンカと子どものケンカは、
その意味が全く異なります。

親としては、
「ケンカは成長の一つの証し」という
肯定的な視点を持ってくださいね。

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