風疹の再流行防止対策は? 風疹の再流行防止対策は?

健康

風疹の再流行防止対策は?

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新型コロナウイルスの
水際対策が緩和され、

海外で流行する感染症の
ウイルスの持ち込みが懸念されています。

風疹もその一つで流行のたびに、
目や耳、心臓に重い障害を持つ

「先天性風疹症候群(CRS)」の
赤ちゃんが生まれています。

再流行を防ぐ対策を
着実に進めることが求められます。

そこで今回は、
風疹の再流行防止対策について
お伝えしてまいります。

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風疹の再流行防止対策は?

風疹は、ウイルスを含むせきやくしゃみ、
会話での 飛沫を吸い込むなどして感染し、

発熱や発疹、
リンパ節の腫れなどがみられます。

多くは軽症で、無症状の人もいます。

問題になるのは、妊婦の感染です。

妊娠20週ぐらいまでにかかると、
胎児にも感染し、

CRSの赤ちゃんとして
生まれてくるおそれがあります。

CRSの3大症状は白内障や難聴、
心臓病です。

国立感染症研究所によると、
流行は数年おきに繰り返されています。

2013年は、全国で1万4344人が
風疹にかかりました。

同年を中心とした流行では
CRSの赤ちゃんが45人、

2018年からの流行では
6人生まれたことが報告されています。

コロナ禍前の生活に戻ってきた今、
専門家は新たな流行を警戒します。

マスクを外す人も増え、
海外との往来も活発になっています。

いつ感染が広がってもおかしくありません。

●風疹とは
感染経路
ウイルスを含むせきやくしゃみを
吸い込むなどして感染する

主な症状
発熱や発疹。症状が出ない人も

予防
ワクチンがある。就学前に
2回の定期接種が行われている

妊婦が感染すると
生涯を持つ「先天性風疹症候群」(CRS)の
赤ちゃんが生まれるおそれ
特に妊娠20周ぐらいまでの感染に注意

国の対策
・定期摂取の機会がなかった男性に交代検査を無料で実施
・抗体がない場合、ワクチン接種も無料
・2024年度末までの期間限定

流行を防ぐカギはワクチンです。

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現在、就学前に2回の定期接種が行われ、
子どもの間で感染が
広がることはほぼありません。

直近2回の流行では、
感染者の5~6割が30歳代~50歳代の男性でした。

特に1962~78年度生まれの男性は、
ワクチンの定期接種の対象外だったため、

免疫を持つ人が少なく、
感染を広げ、周囲の妊婦にうつしてしまうのです。

国は、この世代の男性に
特別な対策をとっています。

希望者は、感染を防ぐ抗体の有無を調べる
血液検査を無料で受けられます。

抗体がないと判明した場合は、
ワクチン接種も無料です。

対策は2024年度末に終了する予定です。

国は、流行を抑えるための
数値目標を掲げています。

検査は920万人、
予防接種は190万人としましたが、

2024年6月末時点で検査は約449万人、
ワクチン接種は約97万人にとどまります。

対象世代は仕事が忙しく、
検査や接種のために医療機関に行く
余裕がない人も少なくありません。

働き盛りの男性が
検査を受けやすい環境づくりには、
企業の協力が欠かせません。

年間約90万人の労働者
の健康診断を請け負う

「全日本労働福祉協会」は2019年、
同意を得た企業の健診で、
抗体検査ができる体制を整えました。

これまで約1万4000人が
検査を受けることにつながりました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

CRSの子どもを一人でも減らすには、
妊婦やその家族の力だけでは
難しいことを知ってほしい。

風疹の根絶は、
社会全体で取り組む課題です

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