年金の受取額は平均で月額いくらもらえる?

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年金の受取額は平均で月額いくらもらえる?

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20~59歳が全員加入する国民年金は
保険料を40年間納めると、
受け取ることができますが、

では実際、月額でどれぐらいもらうことが
できるのでしょうか?

そこで今回は、年金の受取額の平均月額について
お伝えしてまいります。

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年金の受取額は平均で月額いくらもらえる?

国民年金は40年間納め続けて満期になると
月6万4941円(2018年度)を受け取れますが、

保険料の未納期間があったり、
免除を受けたりした場合、
受け取る額が減ります。

実際に国民年金を受け取る人の平均額は
2016年度末時点で月5万5464円です。

会社員や公務員が国民年金に
上乗せして加入する厚生年金は、

賃金が高いほど保険料は高くなり、
年金額も増えます。

2016年度末時点で厚生年金を受け取る人の
平均額は月14万7927円です。

この額には国民年金が含まれています。

ところで、老後の暮らしの生活費には
いくらぐらい必要なのでしょうか?

持ち家の有無で異なりますが、
総務省家計調査(2017年)によると、

一人暮らしの65歳以上の消費支出は
平均で14万6594円でした。

厚生年金では賄えそうですが、
収入が国民年金だけなら
賄いきれないことになります。

働けず、収入や資産が十分ない場合は、
生活保護を受けられます。

その場合、憲法が定めた
「健康で文化的な最低限度の生活」
を送るための

食費や光熱費など(生活扶助)は、
60歳代の単身世帯で
最低月6万4480万円(2018年4月)です。

都市部ならもっと高くなり、
加えて、医療費はかからず
家賃も支給されます。

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これは生存権を守る生活保護と、
老後の生活費を補う年金では
制度の趣旨が異なるためですが、

とはいえ、単純比較すれば、
国民年金しか収入がなく、

資産などもなければ、
生活保護が保障した生活水準を
下回ることになると言えるでしょう。

少子高齢化に対応するため、
年金額の水準は、今後徐々に
引き下げられる見通しです。

若い頃から貯蓄をしたり、
個人型確定拠出年金に加入したと、
何かしらの対策を取る必要がありそうです。

●年金受給者の平均年金月額(2016年度末時点)
厚生年金 14万7927円
参考値 単身高齢者の消費支出の平均月額 14万6594円

国民年金 5万5464円
参考値 60歳代単身者の生活扶助の最低月額 6万4480円

まとめ

いかがだったでしょうか?

国も対策を始めていて、
パートなどの非正規労働者
が老後に貧困に陥るのを防ぐため、

厚生年金に加入する対象を
「週30時間以上」働く人から
「週20時間以上」に広げました。

今は従業員501人以上の企業に勤め、
年収が106万円以上の人に適用されますが、
今後、対象を拡大することが検討されています。

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