子供の肩こりの原因や治す方法は?

近年、小・中学生でも肩こりの症状を
訴えるケースが増えています。

登下校時の荷物の多さや
コロナ禍での運動不足、

スマートフォンなどの使用で姿勢が
悪くなりがちなことが
要因になっているようです。

そこで今回は子供の肩こりの原因や
治す方法についてお伝えしてまいります。

子供の肩こりの原因や治す方法は?

健康用品メーカーのピップが2019年に
小学生から高校生の子を持つ
母親300人に行った調査では、

43％が「子供が肩や首のコリ・ハリを
　　　　訴えることがある」と答えました。

運動不足に加えて、読書やゲーム、
スマホを使う時の前かがみの姿勢は、　

首や肩に負担がかかり、
肩こりの要因になります。

集中力低下や情緒不安定、
不登校などにつながることもあるので
要注意です。

体重40キロの場合、まっすぐ立った時の
頭の重さは体重の10分の1の約4キロです。

ですが、30度の前かがみになると、
頭の3倍の重さの約12キロが肩にかかります。

肩の痛みだけでなく、眼精疲労やめまい、
頭痛などの症状が表れ、
日常生活に支障をきたすこともあります。

子供は言葉で上手に伝えられないため、
精神的ストレスや多動などとして
表れることもあります。

予防するためには、
良い姿勢を意識することが大切です。

ポイントは、深く腰かけ、
あごを引き、胸を張ることだ。

スマホを診る時は目から30センチほど離して、
15～30分に1度休憩します。

座っている時は30分に1度は
立って背伸びをするなど、

同じ姿勢を長く続けないようにします。

入浴も効果的です。

湯船に肩までつかって温まると、
筋肉の血流が改善し、
コリやハリを和らげることができます。

もんだり押したりしても、かえって筋肉を
傷つけてしまうことがあるので
注意してください。

鎖骨や肩甲骨をゆっくり動かす
ストレッチ体操も改善に役立つので、

親子で一緒に取り組んでみるのよいでしょう。

ただし、他の病気が隠れていることもあり、
入浴しても症状が悪化する、

寝ている時に痛みがある、
方の高さが左右で違うなどの場合、
整形外科を受診してください。

また、首を休められているのは
寝ている時だけですので、
寝やすい枕になっているかも重要です。

小学校低学年からは枕が必要で、
平らで、頭が沈み込まない硬さのものにします。

適切な枕の条件は、
1.上向きに寝た時に、首の角度は15度前後で、
　のどや首筋に圧迫感がない
2.力を抜いて横向きになった時、
　顔の中心線が布団と平行
3.手を胸の前で交差させて、
　寝返りが左右スムーズに打てる
などです。

子供は大人より体の柔軟性も高く、
個人差も大きいうえ、
何より日々成長しますので、

市販の枕ではなく微調整できる
手作り枕がお薦めです。

硬さのある玄関マットや
タオルケットを組み合わせた

枕の作り方を紹介している動画を
参考にされるのもよいでしょう。

精神的なストレスが肩こりに
影響していることもあるので、

塾や習い事に追われるなど、
生活が忙しすぎないか、
親は子供の体の声に耳を傾けてくださいね。
　

●肩こりを改善するストレッチ
１.両ひじを肩より高くあげる
手は鎖骨あたりで軽く握る

２.両ひじを後ろにゆっくりと引く
上を通って後ろに引くイメージで
５秒くらいかけて肩甲骨を寄せる

３.そのままゆっくり両ひじを下げる
手が体のわきにきたら力を抜く

※朝と夜に５回ずつ行う
　

まとめ

いかがだったでしょうか?

寝やすい枕だと、寝相も良くなり、
朝起きた時に、頭が枕にきちんと
のっていますので、

子供の様子を注意深く観察して、
親が高さを微調整してくださいね。

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