最低賃金の引き上げでいくら上がる、その内容は?

最低賃金が2021年10月1日から
引き上がっています。

これにより、アルバイトや
非正規労働者などの
最低賃金も引き上げられています。
　
そこで今回は、最低賃金の引き上げで
いくら上がるのか、その内容について
お伝えしてまいります。

最低賃金の引き上げでいくら上がる、その内容は?

国は、企業などの雇い主が
労働視野に支払う最低限の金額

「最低賃金」（時給ベース）を
法律に基づいて定めています。

会社の規模や雇用形態に関係なく、
雇われて働く全ての人に適用されます。

労使の代表者と有識者による
国の審議会は2021年7月、

最低賃金を全国平均で28円引き上げて、
930円にするとの目安を示しました。

過去最大の上げ幅で、
これを受けて都道府県ごとの

引き上げ学も8月に決まり、
10月1日から適用されています。

最も高い東京都で1041円、
最も低い高知県と高知県と
沖縄県では820円に変わっています。

自分の賃金が最低賃金を
上回っているかどうかは、

まず、自分の時給ベースの
賃金を把握した上で、
最低賃金と比べてみましょう。

月給制で支払われている場合は、
時給ベースに換算する必要があります。

計算方法は厚労省の特設サイトが
参考になります。

勤め先に違反事実を
指摘しても改善しない場合は、

最寄りの労働喜寿監督署に相談しましょう。

違反企業には、
50万円以下の罰金が科せられます・

ただ、法律保護の対象はあくまで
「雇われて働く人」です。

例えば、街中を自転車で走り、
料理を宅配する人を見かけますが、

多くは企業と業務委託契約を結ぶ
「個人事業主」で、適用対象外となり、
フリーランスも同様です。

国は「最低賃金を全国出1000円にする」
との目標を掲げています。

ただ、時給1000円で1日8時間働いても
年収は200万円台です。

独立した家計を営むための
必要経費を差し引いたら、
残額は多くありません。

病気などの不足の自体で働けなくなったら、
生活が不安定化してしまいます。

日本の最低賃金はフランスや
イギリスの7割り程度という調査結果もあり、

「日本の水準は主要国と比べて低水準」
との指摘も聞かれます。

●都道府県の最低賃金（10月～）
１０４１円　東京
１０４０円　神奈川
　９９２円　大阪
　９５６円　埼玉
　９５５円　愛知
　　 :
:
　８２２円　青森など４県
　８２１円　岩手など８県
　８２０円　高知、沖縄

●月給制の場合に、最低賃金以上かどうかを確認する方法（イメージ）
月給２０万円の内訳
基本給　　　１６万円
職務手当　　　３万円
運動手当　　　１万円

基本給＋職務手当
------------------ ≧　最低賃金
月間労働時間数

まとめ

いかがだったでしょうか?

雇う側は、賃金の引き上げは、
コスト増に直結するため慎重です。

一方で、社会全体では
労働力が不足しているため、

賃金を上げないと、
人材を確保しにくくなっています。

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