hpv9価ワクチンの定期接種とは? hpv9価ワクチンの定期接種とは?

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hpv9価ワクチンの定期接種とは?

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子宮頸がんなどの原因となる
ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を
予防するワクチンについて、

従来のワクチンよりも
感染予防効果が高い「9価ワクチン」が、
2023年から定期接種となりました。

原因の8~9割を予防できるとされています。

そこで今回は、HPV9価ワクチンについて
お伝えしてまいります。

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hpv9価ワクチンの定期接種とは?

子宮頸がんは、子宮の出口にできるがんで、
日本では年間約1万1000人がかかり、
約2900人が亡くなっています。

25~40歳の女性のがんの死因2位です。

がんの原因の9割以上が
性交渉によるHPVの感染されます。

HPVは200種類以上の型があり、
うち約15種類が子宮頸がんなどの
原因となる「高リスク型」です。

感染した細胞の一部はがんになる
手前の状態の「異形成」となり、
その一部が進行してがんとなります。

HPVは膣がんや外陰がん、
尖圭コンジローマなどの原因にもなります。

●子宮頸がんとは
・ヒトパピローマウイルス
 (HPV)に感染しておこる
・多くの女性が一度はHPVに感染。
 ほとんど自然に消える
・感染した一部の人は異形成を経て
 数年~数十年かけて進行
・日本で毎年約1万1000人がかかり、
 2900人死亡
・30~50歳代の女性に多い
・初期は無症状で気づきにくい

HPVワクチンは、小学6年~高校1年の女子が
公費で受けられる「定期接種」の対象です。

4月から定期接種になった9価ワクチンは、
高リスク型の7種類を含む
計9種類のHPV感染を防ぎます。

1回目の接種が14歳以下の場合、
計2回で済みます。

ただし、15歳以降に始める人は
計3回必要です。

従来の2価、4価のワクチンでは、
3回接種する必要がありました。

既にこれらのワクチンを
1、2回受けた人は原則、
3回目まで同じ種類を受けますが、

医師と相談の上、
9価ワクチンを受けることもできます。

その場合、14歳以下も計3回の接種が必要です。

HPVワクチンは2013年4月、
定期接種になりました。

しかし、接種後に重い症状を
訴える報告が注目され、

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国は2ヶ月後に積極な接種勧奨を中止、
接種率は約70%から
1%未満へと低迷しました。

その後、国際的にワクチンの安全性と
有効性を示すデータが蓄積され、
2022年4月に積極的勧奨が再開されました。

この間に接種を逃した
1997~2006年度生まれの人が公費で接種する

「キャッチアップ接種」
2022年4月に始まりました。

期限は2025年3月までです。

ただ、接種率は十分に回復していません。

国の調査では、
2022年4~9月に接種した12~16歳は、
13歳女性人口の約30%でした。

HPVワクチンは、男性もかかる肛門がんや
中咽頭がんなども予防できるため、
国は男性への定期接種化も検討しています。

HPVワクチン
・HPVへの感染を防ぎ、
子宮頸がんを予防
・小学6年~高校1年の女子が
公費の定期接種の対象
・従来の2価、4価ワクチンは
3回接種する必要あり
・男性への定期接種化も検討

併せて
子宮頸がん検診の受診で
早期発見・治療

●9価ワクチン
9価ワクチンが2023年4月に定期接種に
・14歳以下は2回接種でOK
・2価、4価ワクチンを1、2回接種済みの人も
医師と相談の上、2、3回目に接種することも可

予防できるウイルス型
低リスク型
尖圭コンジローマや
良性腫瘍の原因

高リスク型
子宮頸がんや膣がん、
外陰がん、中咽頭がん、
肛門がんの原因

まとめ

いかがだったでしょうか?

今後は有効性がより高い
9価ワクチンが主流になるでしょう。

子宮頸がん検診も受けて、
早期発見・治療につなげてくださいね。

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