対話型ロボットのおすすめは?

人と自然なコミュニケーションを図る
対話型ロボットや

見守り機能を備えたロボットが
多様化しています。

各社が、ロボットを介して
人と対話できるサービスを始めたり、

生成AI（人工知能）を活用したりするなど、
差別化を進めているためです。

高齢化が進む中、
独り暮らしの高齢者の孤独解消や
安否確認などに役立つことが期待されています。

そこで今回は、対話型ロボットの
おすすめをご紹介します。

対話型ロボットのおすすめは?

警備大手セコムとIT大手DeNAは、
ロボットを使った高齢者向け対話サービス
「あのね」を始めました。

ロボットを介して人と
対話ができるのが特徴で、
シニア世代の孤独感の解消を手助けします。

利用者がロボットに話し掛けると、
文字情報としてシステムに送られ、

オペレーターが返答メッセージを作成し、
ロボットが音声に変換して利用者と話す仕組みです。

ユカイ工学が開発したロボット
「BOCCO　emo（ボッコエモ）」を採用した。

DeNAのお客様窓口で電話対応の経験を積んだ
スタッフがオペレーターを務め、
24時間体制で対応する。

「夜もそばにいますよ。
気持ちを穏やかに、休んでください」など、

メッセージから人の心遣いが
伝わるように配慮しています。

AIの活用も進みます。

IT大手MIXIの対話ロボット
「Romi（ロミィ）」は、

独自に集めた日本語の会話を学習させたAIで、
自然な受け答えをします。

ペットのような癒やしを与える
ロボットとして開発され、

「昼ご飯をたくさん食べちゃったよ」
と話し掛けると、

「あはは、食いしん坊だ」と返答するなど、
気軽なやり取りを楽しめます。

対話型AI「チャットGPT」を活用した
新機能も加わらりました。

相談や質問により適切な回答が
できるようになり、

食材に合わせたレシピや
旅先のおすすめ情報なども
答えられるようになりました。

高齢者向けの機能も充実しており、
一緒にラジオ体操をしたり、

しりとりやクイズを楽しんだりすることができ、
運動不足や認知機能低下の予防にも生かせます。

見守りに重点を置くのが、
自動車用品メーカーのユピテルが
開発した「ユピ坊」です。

カメラや人の動きを感知する
センサーを搭載するなど、

離れて暮らす家族が利用者の
安否を確認するための機能が備わっています。

家族がスマートフォンの
アプリとユピ坊を連携させると

ユピ坊に搭載されたカメラの映像を
見ることができます。

カメラの向きも操作可能で、
ユピ坊の顔が液晶画面となっており、
テレビ電話ができることも特徴です。

操作を簡単にしており、
デジタル機器に不慣れな人でも使いやすいです。

ただ、対話機能は限定的です。

簡単な呼び掛けに返答するだけで、
複雑な会話には対応していない。

対話型ロボットは、
医療や介護の現場でも注目されています。

人は話を聞いてもらえるだけで
癒やされます。

昔を思い出して話すことは、妄想、
徘徊などの行動心理症状の予防や
治療にもつながります。

ロボットには、『傾聴』の役割が
期待されています。

●多様化する対話型ロボット/見守りロボット※金額は税込み
ロボット:あのね
企業:セコム、DeNA
特徴:・ロボットを介した人との対話サービス
・服薬の時間などを定期的にお知らせ
初期費用:５万2800円
月額利用料:４９５０円

ロボット:Romi
企業:MIXI
特徴:・AIを活用した対話機能
・ラジオ体操やしりとりなどの遊び
初期費用:５万4780円
月額利用料:１６２８円

ロボット:ユピ-坊
企業:ユピテル
特徴:・内蔵カメラによる見守りやテレビ電話
・会話機能はあいさつ程度
初期費用:６万9300円
月額利用料:無料

まとめ

いかがだったでしょうか?

慣れない機能を無理に使おうとすると
ストレスに感じることもありますので、

事前に試して自分に合ったロボットを
見つけることが重要となる。

自治体によっては
購入費用を助成している場合もあるので、
事前の確認をおすすめします。

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