納骨堂を選ぶ際のポイントや注意点は? 納骨堂を選ぶ際のポイントや注意点は?

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納骨堂を選ぶ際のポイントや注意点は?

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お墓のあり方が多様化する中で、
納骨堂を選ぶ人が増えています。

墓石の管理や掃除が不要といった
利点が多い一方で、

利用期限があるなど、
一般の墓と異なる点も多いです。

そこで今回は、納骨堂を選ぶ際の
ポイントや注意点をお伝えしてまいります。

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納骨堂を選ぶ際のポイントや注意点は?

墓地、埋葬等に関する法律によると、
納骨堂は他人の委託を受けて

焼骨を収蔵するために、
都道府県知事の許可を受けた
施設のことをいいます。

かつては、お墓を建てるまでの間、
遺骨を屋内で一時的に保管する
場所として使われていましたが、

近年は永代供養の役割を
持つ施設が出てきており、
多様になってきています。

就活関連サービスを手掛ける
「鎌倉新書」の調査によると、

2022年の1年間に墓を購入した
全国の660人のうち、
「納骨堂」を選んだ人は20.2%でした。

10年間の調査開始以降、
初めて墓石を建てる
「一般墓」を上回りました。

お墓を継ぐ人がいない、
都市部に住む子供たちに迷惑をかけたくない、
といった理由で選ぶ人が目立っています。

墓石を管理・掃除する手間がかからず、
屋内にあるため天候に関係なく
お参りできます。

駅の近くなど、利便性のよい場所に
立地している場合が多く、
魅力を感じる人は少なくないようです。

一方で、防災上の観点から線香を
上げられない例があるなど、
知っておきたいこともあります。

納骨堂は、主に3タイプに分けられます。

コインロッカーのように
区分けされた扉付きの棚に
骨壷を納める「ロッカー式」

個別の仏壇がある「仏壇式」、
お参り時に指定した骨壷が運ばれてくる
「自動搬送式」です。

運営主体も様々で、宗教法人や
財団法人によるもののほか、
自治体による公営もあります。

鎌倉新書の調査では、
納骨堂の平均購入価格は約78万円で、
一般的な墓のほぼ半分程度です。

ただ、購入費以外に、
施設の維持・管理料として

年間約1万円の支払いを求められる場合が多く、
将来、値上がりすることもあります。

安置できる骨壷の数は、
施設によって異なります。

中にはペットの遺骨を
入れられることもあります。

また、骨壷を納めてから七回忌などを節目に、
他の人の骨と一緒に合祀墓で供養されるなど、

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個々の骨を安置できる期間が
決まっている例もあるため、
事前に確認しておきましょう。

自分の希望を書き出して合う
施設に見学に行き、

疑問点はその時に詳しく聞いて、
納得した上で検討をしてください。

ここでのポイントが
三つの「見る」を徹底することです。

1つ目は、「たくさん見る」で、
短期間に10ヶ所ほど集中的に見て回ると、
比較しやすく、

自分の求める施設像が
はっきりしてくきますので、
その上で、2~3ヶ所に絞り込みます。

2つ目「パンフレットとともに、
決まり事を記した墓地使用規則をもらって見る」です。

隅々まで読み比べて、
記載内容を理解することが大切です。

分からない点は、
必ず施設に問い合わせて
解消するように心がけましょう。

契約前に墓地使用規則を
手渡してくれない施設があれば、
そこは候補から外したほうが賢明です。

最後に「夫婦や家族、知人などたくさんの人と見る」です。

自分がなくなった時に
遺骨を納めてくれる人や、

一緒に納骨堂を使う家族など、
多くの目で見ることが大切です。

自分とは違う意見が施設選びの
参考になることあります。

●納骨堂の主なタイプ
ロッカー式
比較的、価格が安いが、
遺影やお供え物などを置く
スペースがあまりない

仏壇式
個別の仏壇となるため、
遺影や花などをそなえられている。
比較的、価格が高い

児童搬送式
カードなどをかざすと、
骨壷が自動で運ばれてくる。
機械の故障時はお参りできない。

まとめ

いかがだったでしょうか?

生前から、納骨堂について、
周囲の人たちと話し合いや
相談をしておくことが大切ですね。

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